男性にとってヨガは、世間一般的に考えると「ヨガ≒健康的なエクササイズ、女性がやるもの」と思われがちですが、実際にやってみると意外とハードです。

 

ヨガを行うことによって体が柔らかくなるのはもちろんのこと、その結果、自然でしなやかな筋肉を手に入れることができるのです。

今回は「男性もヨガをすると良い、特に筋肉にまつわる5つの理由」について、説明します。

男性必見!?ヨガが筋肉に良い5つの理由

 

男性がヨガをやるといい理由は、主に5つあります。

 

  1. ヨガは固くなった筋肉を緩めることに繋がる
  2. ヨガによって筋トレ後の回復が早くなる
  3. 体全身を自重で鍛えるため、自然で安定した筋肉を付ける事が出来る!
  4. ヨガは呼吸によってストレスを減らし、筋肉を保護する
  5. ヨガは肉体を整えて感情をコントロールする

 

それでは、細かく見ていきましょう。

 

1.ヨガは固くなった筋肉を緩めることに繋がる

まずは多くの人が御存知の通り、ヨガをすることによって、固くなった筋肉の柔軟性や、関節の可動域を広げることが出来ます。

これは何となくわかりますよね(笑)

 

しかしなぜ、ヨガをすると体が柔らかくなるのでしょうか?

そもそも筋肉や関節が硬くなる理由は、2つあります。

 

1つ目は、普段使わない筋肉や関節を動かしていないからです。

筋肉や関節は動かさないことで、その状態が普通だと認識し、徐々に固まり、動かなくなっていきます。

 

2つ目は、良く使う筋肉を活発に動かしすぎている場合です。

良く使う筋肉に関しては「またすぐ使うだろう」ということで、身体の方が勝手に認識して、いつでもスタンバイできる状態になっているのです。

そのため、身体がずっと強張った状態になってそれが普通になって固まっていき、柔軟性が落ちるのです。

 

また、強張ったまま無理に動かそうとすれば痛みが発生し、身体がその情報を記憶します。

それ以降、同じように動かした際に、身体は勝手に筋肉を収縮させて「これ以上動かさないように」制御します。

つまり、強張った筋肉や関節を無理に動かそうとすればするほど、固まると言うわけですね^^;

 

ですので、基本は「無理しない程度に続けるのがコツ」とも言えます。

これはヨガのレッスンを受ければ分かると思いますが、無理のない範囲で動かすようにと言われます。

理由はもちろん筋肉を無理に強張らせないためですが、もう一つは、ヨガ哲学にも反するからです。

【参照】→【八支則のヤマ】アヒンサー(Ahimsa)は思いやりの心で敵対しない

 

2.ヨガによって筋トレ後の回復が早くなる

先ほどの話と被るのですが、よく動かしている筋肉は常に緊張状態になっています。

その「固まった筋肉」の周りを通る血管は、筋肉が固まっているため圧迫されている状態です。

 

血管が圧迫しているということは、血液の循環が悪くなるため、そこに老廃物などの疲労物質が溜まり、疲れやすい体になるというわけです。

ですので、ヨガをすることによって体が柔らかくなり(正確には体の緊張状態が取れて)、疲労の回復が早くなるのです。

 

3.体全身を自重で鍛えるため、自然で安定した筋肉を付ける事が出来る!

ここまでの効果を聞くと「柔軟した方がいいんじゃないか?」と思うかもしれませんが、それだけではないのがヨガの面白いところです。

 

実は、関節を柔らかくしすぎると、怪我の元になります。

理由は関節の可動域が広すぎて、かつ、安定した筋肉が無いため、関節周りが衝撃に弱くなっている状態だからです。

ケガをしないためには、関節の可動域や筋肉の柔軟性を高めた上で、安定させるための筋肉が必要なのです。

 

しかし、ヨガの場合は自分の体重を使って柔軟性を上げるとともに、骨格筋をある程度鍛えるようなポーズが結構あります。

骨格筋は読んで字の通り、骨格を動かす筋肉のことです。

 

体重の40~50%が骨格筋で出来ていて、主に5つの役割があります。

  1. 体を動かす
  2. 関節を安定させる
  3. 姿勢を維持する
  4. 熱を発生させて体温調整
  5. 衝撃の吸収

 

特にヨガで動かす骨格筋は、姿勢を維持して関節周りの筋肉を付けて安定させるため、自然でしなやかなケガに強い筋肉を育むことが出来るのです。

 

4.ヨガは呼吸によってストレスを減らし、筋肉を保護する

ストレスを感じると、ストレスから身を守るために“コルチゾール”が発生し、交感神経系を刺激。

血圧を上昇させて脳を覚醒させ、ストレスに対応するための状態を作ります。

 

また、もともとコルチゾールの持っている作用に「炭水化物や糖の代謝」があります。

このコルチゾールが多くなると、その分だけ代謝を促そうとするため、高血糖になります。

 

ここからが重要で、実は大量にコルチゾールが生成されると、筋肉やタンパク質よりも、血糖値の維持を優先しようとします。

 

そのため、まず筋肉の生成が抑制されます。

 

また、筋肉を分解して血糖に変えたり、血糖に変えるために筋肉から遊離脂肪酸を生成し、肝臓のエネルギー源に変えたりします。

その結果、全身の筋肉量が低下してしまうのです。

 

しかし、ヨガを行うことによって、呼吸や自分の内側の状態に意識を集中させ、ストレスを低減する効果があります。

これは集中する先を「呼吸、自分の内面」に写すことによって、ストレスが軽減するのもありますし、呼吸の仕方によっても軽減できます。

 

呼吸は唯一、自律神経系の中でも自分の意志でコントロールできるものです。

例えば、心臓を止めようと思っても止まらないし、胃液が多すぎるから減らそうと思っても減らないわけです。

 

しかし呼吸は、止めようと思ったら止めることが出来るし、小刻みに吸って吐いてを繰り返すことも出来ます。

特にヨガで行う呼吸法(ゆったりとした呼吸法)は、副交感神経を優位にしてリラックス効果が期待できるのです。

 

5.ヨガは肉体を整えて感情をコントロールする

突然ですが、私たちの感情はどうして揺れ動くのでしょうか?

私たちの感じる感情からすると、まず感情が発生して、体に作用すると思われがちです。

 

しかし、実際はその逆です。

 

感情は

  1. 身体が感じている姿勢や状態などの問題が
  2. 感情で現象化して起こる

のです。

 

逆に体の状態を正常に戻してあげることによって、心の状態も改善することが出来るのです。

 

これは東洋医学であれば五臓六腑と感情の結びつきで昔からあるものとされてきたものですし、一時期「ペインチャート図」という図がシェアされていましたね。

これも肉体の(と言っても骨や関節がメインですが)痛みと感情の対応が書かれています。

 

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出典:その痛みどんな感情からきてる?負の感情が及ぼす体の痛みを部位別で表した「ペインチャート図」 : カラパイア

 

これは、elitedailyというサイトの画像が日本語訳され、カラパイアというサイトで掲載された画像です。

 

余談ですが、日本語って面白くて、

  • 「頭に血が上る」
  • 「腸が煮えくり返る」
  • 「恐怖で足が震える」
  • 「緊張で胃がキリキリと痛む」

・・・など、実は感情と肉体が連動していることを、理解して使っていました。

 

ヨガで身体を動かすことによって、感情を正常な状態に戻すことも可能なのです。

 

 

以上が、ヨガが筋肉にとって良い5つの理由でした。

ぜひ、ヨガを初めて自然と安定する筋肉を手に入れて下さいね!